小鉢

今日は。あめつちです。

『陶四寸小鉢 各種』を作りました。

(「工房あめつち展」に出展予定)

 

「四寸小鉢」

現在、製作している全アイテムの中で恐らく一番何という事のない作品。

これといった特徴が無いのが特徴、といっても過言ではない気さえする。それでいて何故かうちの食卓において使用頻度が非常に高いという不思議。形なのかサイズなのか。「適材適所」という言葉が頭をよぎる。

ともあれそのささやか過ぎる実績を評価され、今でも個展の際にはどうしようかと悩みつつもつい作ってしまう。

 

ロクロを回していると不意に、まだ成形仕立ての柔らかく濡れた小鉢から

「特徴が無いと駄目ですか?」

と、真顔で尋ねられている様な気になる時がある。

「別に、いいんじゃないですか」

と、その都度ぽそりと声に出して返事をしている。

おわり

 

一輪挿し

今日は。あめつちです。

『染付一閑人一輪挿し』を作りました。

(「工房あめつち展」に出展予定)

 

「一閑人一輪挿し」

ある日のこと。

絵付係M(以下 M)「難しい本っていうと何かな?」

成形係G(以下 G)「・・・どういう風に?」

M「難しいっていうか、あぁ疲れた!みたいな」

G「・・・カフカとかは?なんで?」

M「いいね、ありがとう!」

G「・・・??」

 

 

これか!!

おわり

 

子供茶碗

img_0345

今日は。あめつちです。

三歳になる甥に贈ろうと『子供茶碗』を作りました。

 

「子供茶碗」

以前は「子供茶碗」というモノにどちらかというと否定的だった。どこか子供騙し、という気がしていたのだ。

ところが、いざ取り組んでみると頭を悩ませっぱなしだった。サイズの問題はもちろんの事、子供は余所見をしていて倒したりするかもしれないから高台を大きく取ってバランスを良くした。子供は手を滑らせるかもしれないから口縁を玉縁仕上げ(一旦、伸ばした口を折り畳んで鞣す技法。口がより締まり、厚みも増す為強度が上がる)にした。興味が湧けばたくさんご飯を食べてくれるかもしれないから可愛い絵にした。物に愛着を持って欲しくて本人の名前を入れてみた。

気づけばただ普通に「普通の子供茶碗」が完成しただけだった。

作ってみてわかる事もあるという事。子供茶碗は子供騙しではなく思いやりの産物だった。

或いは道具自体、元来そういうものなのだろう。

おわり

旨し、美し。金沢・加賀・能登展

img_0359

今日は。あめつちです。

本年もどうぞよろしくお願いします。酉年です。

 

阪急うめだ本店 9階催場にて開催「旨し、美し。金沢・加賀・能登展」に参加します。

よろしければご高覧ください。

お待ちしております。

『色絵豆皿 松』 『色絵松ちらし広東碗』を作りました。

(「旨し、美し。金沢・加賀・能登展」に出展予定)

img_0315

今日は。あめつちです。

『色絵庭には二羽取り皿』を作りました。

(「工房あめつち・蜂谷隆之展」に出展予定)

 

「余白」

絵柄を考えていて、余白を寂しく思い絵を描き足したところ却って余白の存在感が増してしまった、或いは印象がぼやけてしまった、という事は割とよくある。

それは余白というものの本質が視覚的なものではなく、想像力の余地、心の余地にあるからなのかもしれない。

 

余白に限らず、目に見えないからこそ良い、というものはこの世にはたくさんある気がする。

おわり