Book

今日は。あめつちです。

夏季特別展用『Book』を作りました。

MIHO MUSEUM(滋賀)ミュージアムショップに納品。

 

「引越し②」

早いもので引越してから一か月が経過した。とても信じられないけれどカレンダーを見る限りどうもそうらしい。家も工房もいぜん暫定的に使用しているに過ぎない物も多いし、不便上等で買い揃えていない物もあるといった状態である。しかしそれでもなんだかんだと少しずつ日常が戻ってきた。

妙によそよそしくツンとすましていた近所のスーパーも、いやに高圧的な曲がり角のブロック塀も、意地悪なほど神出鬼没の郵便ポストも、皆なんとなくこの新入りを認めてくれつつあるのか…?と、そんな印象を受ける今日この頃。

家から見える橋の名前が「下菊川橋」だと先日知った。その橋の袂にある信号機の名前はそのまんま「下菊川橋南詰」だった。その信号機を右に曲がると「犀川緑地駐車場」があり、その奥には「いしかわ子ども交流センター」がある。「馴染む」は「名染む」でもあるようだ(或いはそういう言われ方は既にあるのか知らないけど)。

ジオラマの豆電球を点灯させてゆく様に躍起になって認識を拡げる日々にふと疑問を覚えて立ち止まってしまう。過去、引越しは何度もしたが未知の土地での不安な気持ちはいつもこの上なく鮮やかだから。

早く慣れたいのにずっと慣れたくない、そんなアンビバレントが引越しの醍醐味だとあらためて感じる。

おわり

 

広告

引越し

今日は。あめつちです。

(写真.工房前にて。仲間と。)

 

「引越し」

私事ですが、先日引越しをした。転居に伴い工房の移設。以前の能美市のオープンシェア工房にはもう居りません。

思い出話を少し。

四年間の修業期間を経て、陶芸作家としていざ独立しようと思ったら工房に出来そうな物件が全然無かった。いや、実際には其処らにあるにはあったのだろうが、もともと石川県に所縁の無い身にはそれを引き当てる脈が無かったのだ。片っ端から不動産屋にも問い合わせたがどこも「無い」の一言で、面倒臭そうに顔も上げずに手を振るだけの所もあった。頼る知己も少なく、ただただ時間だけが過ぎてゆく事に焦った。働きながら探し続けて一年後、ようやく当時能美市の新企画していたオープンシェア工房に辿り着いた。最後の方はもうどんな破れ家でも構わないとさえ思っていたので、真新しくリノベートされた工房を紹介された時はおもわずしゃがみ込んでしまいそうだった。

念願の独立を果たし、それからは本当に色々な事があった。そして今に至る(すごい端折ったけど主にトラブル)。当時、顔面蒼白で駆け回った出来事も今では笑い話にしかならないのだから不思議だ。雨ばかりの石川の空が、記憶の中ではいつも澄み渡っているのもとても不思議ー。

いたずらに自らの感傷を煽りたい訳では決してない。それでも移設の為の工房整理をしながら、壁の傷ひとつ天井の染みひとつ見ては、都度その思い出が背後に再生されるので酷く弱った。

苦楽を共にしたこの工房は紛れもなく仲間だったと思うし、物件難民だった僕ら受け入れてくれたご恩はこの先も決して忘れない。

本当にお世話になりました。

長い間、有難う。

おわり

 

お礼

今日は。あめつちです。

 

「お礼」

15日(日)をもちまして、ぶどうのたねさんにて開催「工房あめつち展」は無事終了いたしました。会期中、ご来廊いただきました皆様には心より感謝申し上げます。

またどこかでお目にかかれますように。

おわり

 

お礼

今日は。あめつちです。

 

「お礼」

22日(月)をもちまして、石川県立伝統産業工芸館にて開催「ポケットにはちまんさん」並びに阪急うめだ本店9階催場にて開催「旨し、美し。金沢・加賀・能登展」はそれぞれ終了いたしました。会期中、ご来場いただきました皆様には心より感謝申し上げます。

またどこかでお目にかかれますように。

 

小物

今日は。あめつちです。

『色絵金平糖容れ』を作りました。

(「晴・雨・そして雪」に出展予定)

 

「お礼」

7日(木)をもちまして、84さんにて開催「あめつち展」は終了いたしました。会期中、ご来店いただきました皆様には心より感謝申し上げます。

またどこかでお目にかかれますように。

 

「広島」

個展アテンドの為、広島は84さんにお邪魔してきました。

三年ぶり三回目となる個展だけど、毎回感じ入るのは広島の人達の親切と優しさ。知ってる人も知らない人もみんな。どうしてこんなに優しいのだろう…

こうなると何だかもう、ふうっと窓辺に飛んできた小鳥から街路樹を揺らす風までが、優しい。気持ちは伝染する。

あらためて、真に広島は平和を体現した街だった。

おわり

 

Book

今日は。あめつちです。

『Book』を作りました。

(「メイド イン カナザワ」に出展予定)

 

「Book」

①九谷焼の小さな本型小物。特定の用途を想定して作ったモノではなくて、こういう風に使って欲しいといった希望も勿論ありません。箸置きでも筆置きでもインテリアでも、その他でも。

②「絵本柄」と「図鑑柄」の2タイプに大別できる。また、それぞれに季節柄やテーマ柄がひっそりと多数存在する。

③そう言うと割と驚かれるのだけれど、「型作り」(原型を石膏や粘土で型取りし同じ物を幾つも作る方法)ではなく、ひとつひとつ手でちまちまと成形している。理由は単純にこの作業が好きだから。一心に大量の餃子を包む感じに似て楽しい。

 

今日も暑かった。

「かせきさいだぁ」の『じゃっ夏なんで』をリピートで繰り返し聴きながら、黙々と「Book」を作っていると何だかこのまま時間が止まればいいのに、と思う。

おわり

 

お礼

今日は。あめつちです。

 

「お礼」

21日(金)をもちまして、千鳥さんにて開催「工房あめつち展」は終了いたしました。会期中、ご来廊いただきました皆様には心より感謝申し上げます。

またどこかでお目にかかれますように。

 

「個展」

個展について夫婦でよく話すのは、それが制作を続けてきたこれまでの自分達へのご褒美の場であり試練の場である、という事。ご褒美に試練を頂戴するのだから可笑しな話という気もするけれど。

個展はリアルを突き付けられる。そこにあるのはいつだって目を背けたい事が殆どだけど、ただ、踏ん張って見ていたら「有難い」という言葉が心から身に染みるようになった。

この度の個展も本当に有難うございました。

おわり